『無意識の構造』河合隼雄著

二回目にしてやっと内容を理解できた。
一回目に読んだ時は難しすぎて何のことやらさっぱり。

でもあれよね、
基本知識が頭に入ったおかげだろうか
第二第三の知識がすんなり受け入れられるようになった。

そして、「心理学」というものに興味を持っていかれたのは確か。
児童文学を勉強する上で最も大切な事ではないかなんて考えてしまった。

もちろん、古典や時代背景、著者のメッセージなんていうのも必要である。
ただ、やっぱり文章の裏を読んでいくためには
「心理学」という”秤”が要求されるのかもしれない。

この本を読んで印象に残ったこと。
それはアニム（男性の中の女性像）と
アニムス（女性の中の男性像）についての解説であった。
人間誰しもアニム・アニムスを異性に（恋人や親など近い存在）投影して
自己のバランスを保っているらしい。

それじゃ、「男性的・女性的」で説明されている
「性格」なんていうのはどう説明するの？
やっぱりアニム・アニムスになるの？
考え出したらきりないじゃん。