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やけになってこれから予備校をサボるというのにお茶を誘ってくれるなんて、
本当にタイミングが悪い


自分では何ともないと思っていても、顔に出ていたらしい。
「実は事件があって」などとメールしていたからそう見えたのだろうか。
懐かしい場所で「元気ないね、顔に書いてある」
という親友の声を聞き、動揺してしまった。
居酒屋決定までの自分をよく考えてみると、
私は助けてほしい時、無意識の中で、異常なまでに遠慮をするということに気が付いた。
それは逆を読んでほしいのか、ただ単に居場所をなくしているのか、
時に分からなくなる。
そうすると、自分から会いたいなんていう場合は助けを求めていないのか…
うーん、分からないが、これから向き合っていくとしよう。
「このままでは帰せない」
と、彼女は先方の約束を蹴ってくれた、申し訳なかった。
そしてこれまた二人行きつけの居酒屋で腰を落ち着け話をする。
今夜はシャブリと店オリジナルワイン(残念)の2本を空けた。
シャブリは白とは知らずに驚いたが、これはうまい。いくらでも入ってしまう。
(病み上がりというのを忘れ、次に向かったカラオケで撃沈するのであるが…)
喉に流れる酒の量に比例して湧き出る二人の話は
とうに終電の時間を越してしまった。
結局、顔を合わせてから15時間以上一緒にいた。
何と表現していいのかわからない、
でも、心に深く刻んだ感情がここに在る。
私に宛ててくれた手紙(私のお守り )を読んで涙を流す親友の姿を見て、
天地が引っくり返った。
大切な事はいつもメールや手紙でやりとりしていたから、正直、不安はあった。
しかし、今夜のこの空間ですべてが自分の中に収まった。
もう、大丈夫なんだと。
何を思ったか、彼女はその手紙に加筆をしてくれた。
まったく、私を喜ばせる的を射ているのだから、敵わない。
ありがとう。
その後別の話題で話が進み、
またも感情を塞いでしまおうとする言葉を耳にする。
「心配だが大丈夫、何とかする」
などと言って、自分を納得させようとしている。
本人は強気な顔をしているつもりだったろうが、私には全く逆に映った。
強い眼光の裏では激しい感情の波が渦を巻いているだろう、と。
あの時感じたものは自惚れではないと思っている。
それ以上言葉を発しない親友を無言で抱き寄せる。
そして、やっとバリアが解けたのか…腕の中で涙を流してくれた。
私はさらに強く包み込む。ようやく弱いところを出してくれた。
これが私の役目ではなくなると考えると少し寂しい気もする。
でも、いま彼女を支えているものを考えると、その何倍も嬉しく思う。
愛おしくてたまらなかった。
朝のマックで二人、aikoを聴いて、また、過去のメールを読んで、確かめる。
いつもは自分ひとりでしていたことなのに、
親友が隣で同じことをしていた。
嬉しかった。
何やらとても重要な件らしい、一呼吸置いて耳を傾ける。
簡単に言うと、こうである。
「実は、かばんさんの進むコースが今年からなくなっていたようなのです」
(((゜д゜;)))
ほーぅ。
ま、悪いのは大学側なので「はい、そうですか」と言うしかない。
特にイギリスの機関は日本に比べると遥かに適当な部分がある、
それはよく知っている。
アメリカなんていうのは問題外であるが。
以前、心理学に興味があるとこぼしていたので、
彼女は事前に大学へいくつか質問をしていてくれたたようだ。
私自身も大学で専攻する学科の範囲を広げようと検討していたので、
精神的なショックはそんなになかった。
コース変更はできるという。
留学が一年延びるとなったら、それこそ発狂してしまうだろうに。
と言っても、もしかすると(いや、ないだろうが)大学を選びなおし、
またapply作業をしなくてはならないかもしれないのだから、動揺は隠せず。
はぁ、ファンデーションで文学は勉強できるのであろうか
…無理だろうな。
こちらがそのメールの内容。
>カウンセラー
>大学スタッフ
>- Would the Humanities and Social Sciences pathway guarantee
>progression to any combination of Combined studies (eg.
>Psychology and English Literature)?
Certain Combined Studies pathways have pre -requisites.
English Literature requires the equivalent of A-Level English at grade A or B, so this means that Kaban would probably not be able to take English Literature as an option, as the Upper Secondary Certificate would not be equivalent
For the Psychology option, the selectors state that GCSE Mathematics (or the equivalent) is desirable, not required. So if Kaban has studied Mathematics at High School this should be fine. It is not a requirement, only desirable.
Other options that she may be interested in, have no pre-requisites, such as:
Education and Communication - Which is related to Psychology, and is 'an exploration of educational issues and the psychology of child/human development'.
English Linguistics Studies
Media and Communication
Film Studies
Sociology
>- Given Kaban still accepts the offer to the course, will you
>re-issue her an unconditional offer letter? (The letter dated
>30th March says ‘English Language and Literature’, but not
>Humanities and Social Sciences. Above all, it was issued by INTO)
Yes we can re-issue her with another letter, I have contacted INTO about this and it should be sent out in the next few days.
>-Would Kaban be able to find some supplementary courses to
>study some literature subjects (at an extra cost) if she
>wishes, in addition to the foundation programme?
Unfortunately we don't offer any appropriate courses.
さて、私は将来、自分の研究分野で修士、そしては…博士修得を目標とする身であるから、
ここ何を選ぶかによって今後の進路が大きく変わってしまうかもしれない。
人生どこに転ぶか解らないが、
今日の事件は今後の進路設計を考えるにあたってとても良い機会になったと思う。
もちろん、学士を取得するための賢い授業選択も要求される。
ま、こちらはまだ一年間の猶予があるので、
まずはこの夏から始まるファンデーションプログラムに重点を置かなくてはならない。
そこでの課題は以下のような内容になると思う。
■「大学で学び得るもの」=「児童文学研究に必要な分野」を明確にする
■自分の英語力の把握、それに必要な課題と目標を賢く授ける力をつける
■ある程度の余裕を持てるよう、積極的に知識を増やす
■見切りをつけず、何事も可能性を見越して行動する
■友を大切にする
■勉強できる環境に感謝する<両親<健康
それにしても、自分が進んできた道が間違っていなかったのだと
改めて実感できた事件であった。
昨年よりも児童文学に対する視野が広がっていたからこそ、
今回の変化に対応できたのだと思う。
もし、自分が変わっていなかったら、
ものすごく大きな障害(壁ではない)になっていたに違いない。
これからコースの再検討を考えると決して楽観視はできない。
むしろ、より一層、賢い判断力が必要とされる。
予定していた6月の渡英も伸びてしまうだろう。
だが、ようやく大きな一歩進める時が来たようだ。
ここ最近は人脈が広がり、多くの人と再会できることができた。
日本にいるのはあと少しだ、飛行機に乗る数分前でさえも愛しく思うだろう。
ヘッドフォンから新曲のメロディーが流れてくる、私は部屋で一人笑顔になる。
この時の気持ちを言葉で表すとしたら、「嬉しい」と同時に「よかった

実を言うと、今回は「いったいどんな曲なんだろう」という新曲に寄せられる期待感がなかったのだ。
変わりに出てきたのは「安心感」であった。
タイトルを聞いた瞬間から、私はこのメロディーを聴いていた気がしたのだ。
なぜかは分からない。新曲を聴くたび踊っていた心はどこへいったのやら。
そして、歌詞を読んでもこの不思議な感覚は残ったままであった。
私もずっと彼女の前向きな言葉を待っていたのだろう。
歌姫の声に乗り、彼女の色濃い想いが私の体に優しく入ってきた。
まったく、不思議な体験をしたものだ。
自分の感性が彼女のメッセージを引き寄せていたのかもしれない。
こればっかりは自惚れだと言われてしまっても仕方ないと思う。
だけれど、こんな経験は初めてなので、
馬鹿は馬鹿らしく、マイクに向かって歌う彼女の姿を頭に浮かべながら、
今夜はこの曲に酔いしれたいと思う。
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