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寄り道したっていいじゃない ~from Canterbury~
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日本からこんにちは、かばんです。


現在一時帰国中です。

帰国の連絡が遅くなってごめんなさい。

コメントもレスが遅くなってごめんなさい。


この24時間は本当にバタバタしていました。

ユーケー雪の影響はかなり大きかった。


一日計算間違えてね、滞在は4泊6日でした。


土曜に親友の結婚式を控えてるんだけど、

緊急事態発生です。


さっきね、大学のメールをチェックしてたんだけど、

留年?退学?の要請メール?(Interpret protocol)が届いていました。

全部の学生に送られてるわけじゃないよなー


どうしましょうね

あと2週間以内に来年の首が決まっちゃうよ。

あと2週間以内に来年の寝床の契約しないといけないのに。


とりあえず、担当者からの返事を待ちますわ。



おほほのほー


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みなさまこんばんは、かばんです。


最近本当に食べすぎのかばんです。

今夜はお豆腐のそぼろと糸こんとピーマンのキムチ炒め、

玉ねぎ&わかめ味噌汁とわかめごはんでちょっとヘルシーじゃーんって言ってたくせに

夜にソーントンズのバーを一本食べてしまったかばんです。




ちなみにこれ、日本へのお土産に買った中に入っていたものです(笑)

4本で2.5ポンド(今だと325円くらい)


やーねやーね、どうしちゃったんでしょうね。

テレビつけたら始まってしまったシュレックも最後まで見てしまったし。

そしてボロボロ泣いてしまったし(´-д-`)ヘーンダ


*******************************************************************************************


さてさて、今日のお題は「ヒロシマ」です。


その前に少しお話。

以前話しましたとおり、前期の「ロマン主義」セミナーを担当していたのは、

18グループ中唯一の教授さまでした。


最近、それがいかにラッキーだったかを思い知らされてるのよ。

今の先生(博士クンでなくてPhD生だった)ね、

悪くはないんだけど、やっぱり天と地ほどの差がある・・・。

ほとんど発言せずに授業に追いつくので精いっぱい、

そんな立場でものを言うことはできないはず。


それでも、18歳の男子女子の気を引くために展開される授業スタイルはあまり好みではない。

空気を和ませようと、自分に気を引かせようというのは教師として大切なことだとは思う。


ただねえ、彼らの目線まで下がるのはいいけれど、

そこからアカデミックに持っていくのはちょっと無理があるように思っています。

加えて"kind of" "sort of" "You know" "something like" みたいな、ほら、、~な感じ

という曖昧表現をなかなり頻繁に使うので、少し残念です。


この授業では毎回何人かの生徒がプレゼンを行い、

それに沿って授業が進められるんだけど、

ある日はその生徒たち(女子3人)の内容の的確さの方が勝っていたように思うな。

先生もそれに気づいたのか、その後は真面目になっていました。


でも、PhD生で文学部の必修科目のコマを取れるんだから、

並大抵の努力じゃ勝ち取れなかった席よね。

そこは素直に尊敬します。



なぜ私がこんなに熱くなるかと言うと、

セミナー中に「深刻な問題をコメディー映画にできるか」という話題になって、

彼が「ヒロシマ」って言葉をポンって出したのよ。

「ヒロシマでコメディー作れると思うか??できないだろー」


それで私は少し顔が熱くなってしまったのね。

簡単に口にするな、と。

今までほんの少し「頼むよせんせー」と思っていた矢先のことなので、余計に。。。


その時は何か言おうとしたんだけど、

案の定、あのグループでは本当に自分が押さえつけられた気分になっていたので

結局何も発言できませんでした。

いい加減に殻破らないとね。


そして数日経ってもその日のことが忘れられず、

寝る前にかなり複雑(怒りともいう)な気持ちが芽生えてしまった。

後日先生を訪ねて、話をしてみよう。

あれはあまり良くないことだから、少し違った目線で見てほしい。

なんて彼に伝えようかなんて頭の中で色々考えたんだ。


もちろん、本当に何気ない発言だったのだろうと思う。

聞いてるのはこっちのティーンズだし、

ていうかむしろティーンズだったから?

そこに私が「いやいや、あんた、ちょっとまてい!」なんて参入していいものだろうかと。


で、ふっと思い浮かんだのが、

授業に絡めていえば、

シェイクスピアのヴェニスの商人なんかがいい例だよね。

あれは喜劇として書かれているけど、

私にとっては(キリスト教でない)、悲劇にしか思えない。

完全なヨーロッパ的な考えよね。


あれは悪役シャイロック(ユダヤ人)をこけにして、

主人公を完全なヒーローに仕立て上げるかなりの差別要素が詰まった作品よね。

その頃の時代背景をエッセイのため少し読んだので、そんな印象を持ちました。


あらら、話が飛んじゃった。


そうそう、ヒロシマ発言で少し考えてしまったのよ。

冷静さを欠いていたね、あれは。

私は広島との接点は全くないけれど、やはり日本人としての血が騒いだのかな。

それでも、自分が気付かないうちに同じような発言をしているかもしれない。

知識がないって本当に怖いことなんだなと思った。


そして後日、偶然これは少し役に立つかもしれないと思ったものがあったんだ。

日本の漫画に興味がある友達の誕生日に手塚治虫の漫画をプレゼントしようと思って

アマゾンで英訳されたものを色々見てたのよ。

そしてちろっと目に入ってきたのがこちら↓


はだしのゲン



画像はアマゾンより


小学校の頃、習字教室に通わせてもらっていて、

授業を待ってる時にそこにあった本棚から何気なく手に取った一冊。

少し薄暗い廊下でさ、古臭いページを開いて、10歳の少女の度肝を抜いた罪なマンガ (゚Д゚)


怖かったなぁ。

もう15年以上も前に読んだ(しかも立ち読み)ものなのに、鮮明に覚えてる。

白っぽい服を着ていたから助かった人、

コンクリートのフェンスの裏側にいたから助かった人、

(それがゲン)

爆弾の風圧で飛んできたガラスがつららのように刺さって体中が光っていた人、

(それでも生きて、歩いてる)

爆音が聞こえたら目と耳を手で押さえなさいと教えられる子供たち

(目玉が飛び出ないように)

人には表情がほとんどなかったのを覚えてる。

今思えばきっとそれが真実なんだろうね。


マンガ画像はこちら(携帯でも見れます)
→ (軍神万歳) (助からない子供) (川に浮かぶ変死体/少し強烈です)


子供に向けたものだろうから、色々と規約やシナリオの変更はあっただろうけど、

剥き出しだよね、表現が。


ビュンって大きな槍が目の前で自分に向かって投げられる感じ。

逃げる暇も場所もない。

そして確実にブッスリ刺さるだろうなっていう恐怖感が

脳に到達するまでしっかり足跡付けてるの。こわい。


そしてもう一つ、

広島ではないけれど、戦時中の不条理として、ジブリ作品より「火垂るの墓」。




これについて書きだすと止まらなくなるので省略( ̄ω ̄;)


そんな罪なマンガとアニメを、手渡そうとしている私は罪な日本人なのかな。

ただ、何も言っていない、考えもしない人ならまだしも、

ある程度の発言とそれに関する自分の考えを述べたわけだから、

って一般的なことだったけど、「コメディー/喜劇」に関するトピックだったからね・・・

そこに若干の責任を見てもいいんじゃないかな、と私は思ったのです。

しかも、18、19歳の学生に物を教える立場にいる人だからね。


やっぱり見てもらわないと分からないものはたくさんある。

多くの映画が出ているけれど、やっぱり子供(大人もね)に向けられたマンガやジブリ作品には

もっと強いメッセージがあるんじゃないかと思って、選んだんだ。


彼の研究はアメリカ詩(ボブディランも含む)と一部のフランス詩(翻訳)で戦後のものが多い。

ユダヤ教なんかも触れてる作家があった。

だから一種の歴史的資料として、観て、読んでもらえないかなと。


うーむ。。。

学期の最後にタイミングを見て渡そうかなぁ。

それともすぐに?いやいやいや。。。


この2作品は、私の尊敬する「文学と科学」の先生にも聞いてみるつもり。

先生は科学と歴史を勉強してきた先生だからね。


もちろん、仲の良い友人を誘って一緒に観るつもり。

先日はガザについて、喧嘩になるほど熱く議論してたからね。

そこに交じれなかった日本人かばん。

その日から積極的に知識収集をしています。



こんな記事を書いている一方、

夜中だってのに外からは雪ではしゃぐ学生たちの叫び声が響いています。

寒くないのかねぇ。。。


あれ・・・明日のリーディング(噂のロマン主義)は? → 
みなさんこんばんは、かばんです。

今回は昨日出した問題の正解を発表いたします。



さて、ここは(これは)どこでしょう(なんでしょう)??




ちなみにこちらは窓からの眺め




そして振り向いたら、そこにはささやかな物入れがありました。





たらん( ̄▽ ̄)


正解は「来年のかばんのお部屋」です。

2番目の写真のおじちゃんは大家さんです。


正解者様には・・・

どうしよう・・・

カンタベリーからポストカードを送ります。

っていらないか (∩゚д゚) 


ほほほ。

何でもこの部屋、今は物置として使われてるらしい(見ての通り)

ここを見た時、正直、あ・・・判断早すぎたって思ったよ(笑)


今年からここを部屋として使うつもりでいたけど、

借りるはずだった子がインターンシップで抜けてしまうから、急きょ私が入ったんだ。

だから、まあ、いいのさ。


6月にはここは空っぽになるし、

ベッドも入るし(ちょっと心配)、物置は私のものになる(する)し、

窓は二つ(小さい)あるし、ちゃんとタンス(でもクローゼットなし)もあるし、

机はまあ広いし、きっとリビングに入り浸るだろうし、

使える収納は占領させてもらうし、

フラットメイトはいい子たちだし、

フランス語とスペイン語を本格的に教えてもらうし(日本語も教えるわよ)、

何だかんだで楽しみにしております。


大きさは今の部屋の5分の一よ。

4畳もないんじゃない?


家賃はずばり今の3分の一。

お家賃はみんなよりも安くなるよ、もちろん。

月310ポンド(今だと4万円ほど)


来年の夏からはかなり節約できそうね。

よっしゃー


すみません、コメントレス遅れております・・・



キッチンも占領するわよ → 
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浪人・短大と心も体もふらふらした後にたどり着いた修行の場「翻訳学校」も単なる通過点であり、人生を決める出逢いを果たす幸運に恵まれる。寄り道ばかりしてきたが23歳にしてやっと自分の「夢道」を見つける。

夢は児童文学研究家
UKで英文学を学ぶ

2007年-道のりはこっち→ (=ω=)


・だいぶ図太くなりました

・孤独と個人化が同居中

・分析屋です

・aikoは心の一部 いつもありがとう

・目指せハーマイオニー

・でもやっぱり私はまる子
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