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寄り道したっていいじゃない ~from Canterbury~
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アレックス・シアラーは訳書の「青空のむこう」を読んでいたので注目する作家の一人だった。あれが児童文学だったとは思えない。しかしながら、シアラーのメッセージの送り先は子供たちであると強く感じた一冊だったと思う。

Amazonへ→"Bootleg" by Alex Shearer


「本日5時からチョコレートを禁止する」人生最後になるかもしれないチョコを片手に張り紙を見るハントリーとスマッジャー。二人はチョコレートの密売人として数々の困難に立ち向かう。こんな政府はありえないだろうと思いつつもページが進んだ。密売の現行犯を逮捕しようと合言葉を探ったり、弁当に甘いものが入っていないか厳しくチェックする政府の人間がいたりと思わず本を持つ手に力が入ってしまうシーンが多くあった。

しかしせっかくの世界観が何だかあいまいであったのが少し残念である。

こちらの訳書は求龍堂より
Amazonへ→「チョコレートアンダーグラウンド/訳・金原瑞人」
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Amazonへ→『童話の国イギリス-マザーグースからハリーポッターまで-』 ピーター・ミルワード著

目次を見て「お、おもしろそうだわ」と思って借りたのに…。
つまらん!!

ただの読書感想文がつらつら並んでいただけ。
「しかも記憶が曖昧である」とか「久しぶりに読み直してみた」
なんてどうどうと書いてあるし。おまけに幼少の思い出としての感想もたくさんあった。
全体的に薄い!!!薄すぎる!!
そもそもロビン・フッドやアーサー王なんかを10数ページでまとめる時点でおかしい。
この本を書いた目的は?狙った読者層は??
期待してたのに裏切られた。

良い点…浮かばない
フォローできない。まあ、途中で投げた本なので書くことも少ないが…。
早めに区切りをつけて次の本に移れたのがせめてもの救いかしら(笑)

冒頭の「マザー・グース」に関しての論述はこちらの方が何倍も読む価値がある!!
やはり子供の頃から親しんでいる英国人と、
それを研究する外国人とでは意識の仕方が違うのかな。
私たちが昔話(桃太郎とか)を意識せずともすぐにその場面が浮かぶのと一緒で。
という事を平野氏がこの本で述べていた。
マザー・グース関連の本は他にもいろいろ集めなくてはならないな。

Amazonへ→『マザー・グースの唄 イギリスの伝承童話』 平野敬一著

Amazonへ→"Hazel Green" by Odo Hirsch

 
主人公はいつかの時代のどこかの街に住む女の子、ヘイゼル。ヘイゼルが街のパレードに参加すること決心し、同じ建物に住む子供たちをまとめ、フロート(最初の時点で子供はフロート製作を禁止されている)を作ってパレードで行進するまでがストーリーの主な流れ。

 ヘイゼルの決断は自身に多くの問題を引き寄せてしまった。それは小学生事情溢れる人間関係であったり、大人たちの勝手な行動から生じた事件であったり、自分が原因で転校生の少年に小さな闇を作ってしまったというシリアスな内容もでてくる。 これらの描写を引き立てるのはヘイゼルの脇を固める個性溢れるキャラクターたちであり、それぞれが役割をきちんと果たしていく。読み進めるうちに、目の前で登場人物たちが生き生きと会話している情景が浮かんできた。まるで自分がその街の一人になっているような錯覚になる。特に物語の要となっているのは建物の表玄関で店を営む人間味の豊かな大人たち。物事のきっかけや試練を作り、ヘイゼルを解決へと導いく。

 パレードのフロート製作、影に潜むボリオ(パン屋)新作レシピの盗難、そこから巻き起こるのは一対数十人(ヘイゼル対大人たち・ヘイゼル対子供たち)の人間関係、そして一対一(ヘイゼル・心を開こうとしない転校生ヤコブ/ヘイゼル・ボリオ)の半生ではいかない信頼関係。これらすべてが同時進行で行われていく。 注目したいのはすべてが一人の小学生の少女に降りかかってくるということ。街に対し、大人に対し、友達に対し、そして自分に対しての内面が鮮明に描かれているということ。この物語の見所ここにある!ヘイゼルが一つ一つ問題を解決していく中で垣間見せる性格も注目したいところだろうか。

 われらが主人公、ヘイゼルはとても明るくポジティブ精神の持ち主、どれも行動力に富んでいる。めげることなく前へ進むヘイゼルは、物語が進むにつれどんどんパワーをつけていく。そんな彼女が成長するのを見ているのはとても気持ちがいい。これを読んだ少年少女も一緒に困難を乗り越え、ヘイゼルと一緒に思い切り笑える瞬間を迎えられることができると信じる。読者は多角から彼女の心情が読み取ることができ、もう一度読み返したくなる評価にもうなずける。読み終わる頃には表紙のヘイゼルの顔がはっきりと浮かんできた。 掘り出し物を見つけられて嬉しい。

※写真右はフロートの例

ゲストフロート乗車写真
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自己紹介:
浪人・短大と心も体もふらふらした後にたどり着いた修行の場「翻訳学校」も単なる通過点であり、人生を決める出逢いを果たす幸運に恵まれる。寄り道ばかりしてきたが23歳にしてやっと自分の「夢道」を見つける。

夢は児童文学研究家
UKで英文学を学ぶ

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