バナナ？？

前日から体の調子が下り坂であった。

相変わらずハリーポッターを読んでいたのだが、何かがおかしかった。
小一時間で自分で分かるほど体が火照ってくるのは変である。
夏のせいにしても、部屋で静かに本を読んでいるのに、
少し走りこんだ後に感じるような熱さは感じないだろう。
体温計には38.6℃という過去に記憶のない高い数字を出していた。
お腹も痛いし頭痛もするしですぐに病院に連れて行ってもらった。母感謝。

受付時間をとうに過ぎていたが、
電話口で「高熱」と言っていたので通してもらえたのだろう。母感謝。
喉を見て心音を聞いて…までは良かったのだが、触診になるとまずかった。
上半身はほとんど筋肉痛だったのだ（笑）どこを叩かれても痛いので、何とも言えない。
あとは自分の記憶を頼るのみ。「残尿管は？」「鈍い痛みは？」当てはまることがあったのだが、
高熱でふらふらだったのか、いまいち思い出せず。
結局風邪を疑い、抗生物質と胃薬をもらった。もし食あたりでもこれで直るだろう。

今夜は悪夢の再来だろうと怖くなったが、
木曜に大事なイベントがあるので何としても治さなければならない。
以前もノロウイルスまがいのものに感染し、ひどいトイレ生活を送ったのだが、
今回もあの苦痛を味わなければならないと思うと嫌でたまらない。
というか、あの時点ではそうなるとは思っていなかったように感じる。
実際は回復してからこの日記を書いているのだから。

さて、原因は何であろう？
きっとバナナだ。
引越しの最中、車で食べた、一時間後に見つけて食べた4分の一残っていたあのバナナだ。
それに少し疲れていたのだろう、バナナに罪はない、
ストレスも追い討ちをかけたのかもしれない、
しかし車内で1時間経ったバナナはどうだろう、やはりバナナか。
幼稚園以来、自分で皮を剥いて食べたのは初めてだったのに。

バナナの野郎